私が写真を始めるきっかけの一枚がこちらです。専門学校に入ったばかりの息子が京都で撮ってくれたこの写真を見て、結構なショックを受けました。良いカメラを使うとこんな写真が撮れるのか、と。試しに評判の良いコンデジを買ってみて、写真を撮る楽しさに目覚めてから、その奥深さを知りました。沢山の写真を撮りながら、いつか雑誌で伊集院静さんが書いていた記事を思い出しました

物書きは物事の明暗を掘り下げるが、
カメラマンはただ良い面にだけ目を向ける

確かにその通りなのです。ポートレート撮影では、いかにモデルさんの良いところを引き出すかだけに意識が集中する。これはストリートスナップでも同じで、良い光と影を追い掛け、自分の直感を信じて、画面を切り取る。その行為の愉しいこと。もちろん撮った写真全てが気に入るわけではなく、自分でいいなと思える写真はごくわずか。そしてその一枚を求めて、また新しい出会いを探しに出かける

この愉しい旅路に終わりはない。どこまでも、まだ見ぬ感動を求めて…